うにこのこころ

好きなもののこと、日頃思っていることをぼんやり書いていきます。

ジュリーについて

沢田研二さんがとても好きです。

ジュリーのことです。

 

もちろん、世代でもないし、親の影響で好きになったわけではなく、当然ながら周りの友達に知っている人はなく(笑)、それは突然の出会いでした。

自分でもこんなに好きになるなんて全く想像できませんでした。

好きになる物って、突然の雨に降られるように、心構えもなく唐突なので自分でもかなり戸惑ってしまいます。でも、そんな戸惑いもまた楽しかったりするのですが。

 

今でも、ジュリーとの出会いは鮮明に覚えています。

2017年9月30日の事でした。

たまたま、とある場所でジュリーの歌を聴いたのです。

その時聴いたのは、以下の4曲でした。

 

勝手にしやがれ

『時の過ぎゆくままに』

『サムライ』

TOKIO

 

今、考えるとジュリー初心者にはとても素晴らしい選曲だったと思います。

これからジュリーの歌を流しますよーと事前にアナウンスされていたわけではなく、たまたま流れていたため、この4曲が同じ人が歌っているのか?さえ私には判別しづらい状況でした。

 

勝手にしやがれはあのドラマチックで印象的なイントロすら聴いたことがありませんでした。サビの"寝ている間に出て行ってくれ"という歌詞を聞きとって、

あぁ!この曲はどうやら昔すごく流行った曲で、たしか...沢田研二?という人が歌っていた『勝手にしやがれ』って曲ではないだろうか...うん、そうだ...サザンオールスターズのデビュー曲『勝手にシンドバッド』の”勝手に”の部分はこの曲から引用したと聞いたことがあるな...(でもこの時点では確信は持てていない)

とどうでもいい豆知識を思い出しながら、ふむふむ聞いていました。

歌のタイトルからは、どうもモテ男が言いそうなセリフなのに、結局女に逃げられるのかい!ってところがおかしくて、この二人の末路はどうなってしまうのかと歌詞を聞き取ろうと頑張っていました。

 

次に流れた『時の過ぎゆくままに』は、とても哀愁漂う寂しげなイントロから始まり、聴こえた歌声はとても繊細で、男声か女声か判別できないほどに性を超越した美しさがありました。

 

『サムライ』は、畳み掛けるような短いイントロにドスの聞いたでもやはり繊細な声で"片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を"という強さを感じる歌詞に聞き惚れてしまいました。

 

そして最後に流れたのがTOKIOでした!

今までの3曲とはまったく違った明るくて弾けたイントロに心が楽しくなって、高く澄みきった歌声はとてもいい声だなと思いました。

サビの部分で"TOKIO"って聞こえて、ようやくこの曲があの名曲TOKIOだという事を知りました。

この歌は、私が子供のころ...90年代によくテレビでモノマネ番組が流れていたのですが、そこでよくパラシュートを背負ったモノマネ芸が披露されていたので覚えていました。笑

ただ、歌は耳に残っておらずやたら派手なパラシュートと曲名の『TOKIO』に衝撃を受けていました... TOKIOってジ/ャ/ニ/ー/ズじゃん...って。笑 子供だったので、時系列のことなんてさっぱりですよ、あはは。

 

4曲を聴き終えた直後の私は、

どうやらこれらは全部、沢田研二って人の歌らしいぞ...昭和時代に絶大な人気を誇ったそうだけど、そっかぁやっぱりいい曲歌っていたんだなぁ...よし!これから調べて聴き直してみよう!!

と決意を固くしたのでした...が!!そのつもりだけであって、実はさっぱり忘れていたのでした。

 

 

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9月末に聴いて感動したジュリーの事を忘れて約半月経った10月中旬、ふと思い出しました。笑

そういえば、沢田研二って人の歌が良かったよなぁ〜動画でも見てみようかな。

こんな軽い感じです。

この時点では沢田研二=ジュリーって認識はなく、あぁいつからジュリー♡ジュリー♡って言うようになったんだ、私はっっっ!!!好きになるとまっしぐらですね。おそろしいです。

 

とりあえず、TOKIOの本物のパラシュート姿を見てみよう!(今まではモノマネしか見てなかったからね)と思い、動画検索、視聴...

おぉぉぉ、こ、これはモノマネ以上にシュールだっっっ...!!!!!

というのが第一印象です。すみません。

というか、高/畑/淳/子にしか見えませんでした。。。さらにすみません。。。

 

正直、まったくかっこよく見えませんでした。やたら肌が白いし、うーん、なんというか昔の美男ってこんなものなのか...って斜に構えて見てました。

 

実はジュリーの歌を聞く前に、カルト映画好きの友人に勧められて太陽を盗んだ男という原爆を作っちゃう半狂乱の教師をジュリーが演じた映画を観ていたんですね。

原爆作っちゃうんだから厭世家であろう、どこか仄暗い役だったということもあり、ジュリーがまったくかっこよく見えなかったんですね...。え...この人、昔すごい人気があったなんて...嘘だろ?!って思いながら、ジュリーのことなどまったく気にもせず映画そのものを楽しんで観ていました。(とてもいい映画です!)

 

という背景もあって、私の中では、

「ジュリー=そんなにかっこよくない人」

っていう公式が成り立っていたため、TOKIOの動画もまぁこんなレベルだよね...ってめちゃ上から目線で見てしまいました!!ごめんなさい!!!

 

しかし、なんだか見ていると笑えるし、むしろ話のネタになるのでは!?と邪な考えのもと、色々と見ていました。(ひ、ひどい...)

動画はイマイチだけど、歌はやっぱりいいし、何よりも声がステキだなぁ♡(たとえ、見た目が高/畑/淳/子であろうと!)

他の曲も聴いてみようかなぁ...と、そこで観てしまったのが、そうです。おそらく多くの人の心を鷲掴みにしてしまったであろう、あの名曲『憎みきれないろくでなし』夜のヒットスタジオ ノースリーブver)でした!!!

 

かっこいい..........!!!!!!!

 

今までの姿は、妖怪か何かに取り憑かれていた仮の姿(演出と演技だよ!)で、本当の沢田研二はこんなにかっこいいお人だったのか...!!!!!!!!

 

目からも耳からも、あらゆるところからウロコがポロポロと落ちました。

 

続けて『サムライ』『勝手にしやがれの動画も視聴し、その妖艶さ、美しさに心をすっかり奪われてしまいました。

 

いてもたってもいられず、すぐにiTunes「ROYAL STRAIGHT FLUSH1」を購入!

満を持した感のある豪華絢爛なタイトルと、ダンディなジャケットに一瞬ひるみましたが、もう私の耳はジュリーの歌声を欲していて、そんな臆病さは光の速さで溶けてしまいました。

 

 

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それから、今日に至るまでもう1日もジュリーの歌を聴かない日はありません。

ツイッター、インスタ、ブログ...色々漁っているジュリー漬けの半年です。

 

2018年1月26日に行われた50周年記念ライブ千秋楽にも参加できました!!!

後追いどころか、にわかファンが行っていいものか、そして...現在のあのふくよかな体型を現実のものとして認められるのか悩みましたが、チケットを譲ってくださったジュリー好き先輩のやさしいお心にも触れられ、感動的なライブにますますジュリー愛が深くなっていく気がしました。

 

今年はジュリー生誕70年!!!祝

古稀ライブが夏から始まります。

これからどんなジュリーが見られるのか、そして今までのジュリーももっと知りたい。

もっとジュリーの事が好きになっていく一年になりそうです。

 

 

先週、ようやく「澤會」入会申し込みしました。

返信用切手代だけで入会できるなんて、知らなかったよ...。もう少し、早く知りたかった...!!

あの殺風景な茶封筒が届く日を楽しみにしています。