フランス語検定5級受かりました(前編)
2018年度春季フランス語検定5級を受験し、合格しました。
1年に1つくらい目標を立てて、それに向けて勉強していきたいなぁと思ったのが2年前。
その年に色彩検定3級を合格したのですが、その次の年は何も勉強せず。笑
ということで、今年はフランス語検定を頑張ってみました!
試験という緊張感、社会人になるとなかなか味わえないですからね。
よい刺激になると思いますよ。
認知症予防にもなるかと。
1.受験をしようと思ったきっかけ
フランスの文化・芸術に興味があって、フランス語を学ぶことによってさらに造詣を深めていきたいと思ったから...
なんて、立派なことを言えたらいいのですが、全然違います。
ジュリー主演映画「パリの哀愁」で流暢にフランス語を話しているジュリーが、
とてもステキだったからです♡
きっかけはジュリーです。
めちゃ、よこしまなきっかけです。
ジュリーに生活行動変えられまくってます。
この映画「パリの哀愁」のあらすじは、
パリに留学している青年ジュリーが現地の美人マダムと激しい恋に堕ち、
美人マダムの執念深い亭主からの逃避行を繰り広げるラブコメ・カルト映画です!
当時の撮影技法やら、キャスティングミスとも思われそうな美人マダムや、ジュリーの素朴な演技力に終始笑いを誘われるこの作品。
その中できらりと光るのはジュリーのフランス語♡
ひとしずくの朝露を受けた白薔薇のような純粋さと気品さを持ち備えた若く美しいジュリー♡
はぁぁ...笑いながらときめいていました。(最大の褒め言葉)
私もいつの日か、フランス語を話して優雅にパリを散策できれば...
変な妄想が働きだしました。
そうだ、フランス語勉強してみよう!!
私もジュリーに近づくのだ!!(思考回路がおかしい)
せっかく勉強するのであれば、その努力が報われ実力を証明するために検定を受けるのが一番よい。
そう思い、まずは一番簡単なフランス語検定5級を受験することに決めたのでした。
あ、ジュリーの話しかしていませんね。笑
ちなみに、この時点(2018年4月)でフランス語を勉強したことはありません。
知っているフランス語は、
- ぼんじゅーる
- しるぶぷれ
- めるしー
- じゅてーむ
- さば
無謀に思えるレベルですが、思い立ったが吉日!
受験申し込みをしました。
2.勉強方法
5級の標準学習時間は、約50時間(大学で週1回の授業なら1年間、週2回の授業なら半年間の学習に相当)。
試験対策に2ヶ月あったので、
勉強時間50時間は週7時間勉強すれば楽にクリアできる量のようです。
そして、5級の合格率は驚異の90%!
もうみんな受かるじゃないかという安堵感はあったものの、
改めて試験範囲を調べるとクラクラしてきます。
日本人なら苦手な冠詞。
英語でいうところの"a"や"the"のことですね。
この種類がめちゃ多い!
しかも噂に聞いていた男性詞やら女性詞によって、この冠詞の形が変わる。
いや、冠詞だけではなく動詞も形容詞の形も変わる。
そう、最大のネックは男性詞・女性詞の区分けです。
なんでいちいち分ける必要があるのかイライラしてきますが、
きっと発音の問題なんでしょうね。
他人様の文化に文句を言ってはいけません。
5級では、この冠詞、動詞の変形の問題もしっかり出ます。
5級と言っても、イラストを見て単語を当てはめる程度の生易しいレベルではありません。なめてはいけません。
大学の第二外国語で勉強していた人ならまだしも、まったくフランス語なんて勉強したことがありませんでした。
この時点でかなり怯えていましたが、
お金もないし5級ごときでフランス語学校に行くほどでもないと考えていた私は、
まずてっとり早く5級の勉強方法を検索。
そこで見つけたとあるブログに、
多くの人がフランス語を挫折する理由としてフランス語がそもそも読めないということである、という気になる話を読みました。
英語であれば、意味がわからなくてもある程度なら、カタカナ読みができそうなもの。
でも、あまりにも日常になじみのないフランス語は、カタカナ読みすらできない!
参考書を音読していても、カタカナ読みすらできないフランス語をひたすら勉強するのは辛い。
なので、フランス語のつづり読みを正しく学びましょう。とのこと。
これはかなり説得力があります。
英語と同じアルファベットであっても、読み方はまるで違う。
アルファベットであって、私たちが知っているアルファベットではないのです。
挫折はしたくない(もう受験申し込みしてしまっているし)ため、
フランス語のつづり読みの本を一番最初に買いました。
これで、正しいフランス語の読みをマスターするのだ!
と意気込んだものの、淡々とつづり読みを説明するだけの本を読んでいくのは本当にしんどい。
しかし、無駄な責任感に押されてまったく理解しないまま全部読み終えました。
この頃には、もう5月になっていました。。
あ...
全然勉強できてないじゃん!!!
つづり読みが怪しげにできたところで、まったくの試験対策にはなりません。
(フランス語のつづり読みは、超初心者にはまだ早い気がしました。
時間に余裕があればよかったのですが...、順番を間違えました。)
これはまずいとようやく気づきました。
1ヶ月前にしてようやく、フランス語の入門書と公式ガイドブックを購入。
以前、中国語検定受験の際に使用していたJリサーチの入門書がとてもわかりやすかったため、同じJリサーチから発行されている「ゼロからスタート フランス語(文法編)」を購入しました。気づくの遅すぎですね。
公式ガイドブックには、公式というだけであって試験範囲がとても丁寧に説明されている他、過去問2回分が掲載されている受験者必携の1冊です。
試験範囲の説明から勉強することも多く復習に最適です。
実用フランス語技能検定試験 2018年度5級仏検公式ガイドブック 傾向と対策+実施問題
- 作者: フランス語教育振興協会
- 出版社/メーカー: フランス語教育振興協会
- 発売日: 2018/04/01
- メディア: 単行本
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また、単語帳も念のため購入。
持ち運びに便利なコンパクトサイズと、レビューもかなりよかったため購入しました。
長くフランス語を勉強していく人には、とてもいい量の単語が見やすい大きさで書かれておりオススメです。
ただ、どの単語が試験に出題されるかはわからないため、特定の級の合格を目指している方は級別の単語帳が向いていますね。そこは、ちょっと後悔...
5月はこの3冊を日替わりに読みこむことで、試験対策をすることにしました。
通勤・帰宅のバスの中で読み、週末は4時間勉強する予定でしたが、
天性の怠け癖が発症し、バスの中ではゲームかうたたね、週末は遊んでばっかりというふしだらな生活を送っていました。
試験まで2週間切ったある日、
ようやく本格的にまずいと気づきました。
おそるおそる過去問を解いてみることにすると...
1回目は70点、2回目は62点...!!!
合格点は60点です....(たまに変動するとの話も...)
不合格の足音が聞こえてきました...!!
まさか、まさか10%のうちに入ってしまうのか!?
いやーーーー!!!!
話のネタにはなるかもしれないけど...
やっぱり
いやーーーー!!!!
恐怖に怯えながら、平日は30分、土日は2時間ずつ勉強することにしました。
試験前日、むごすぎる点数を出した過去問をやりなおしてみると、
いずれも80点はとれました。
結局、30時間くらいしか勉強せずに試験当日を迎えることになりました。
やはり無謀な挑戦だったのか...?
怠け者に勉強は無理なのか...!?
その結末はいかに..乞うご期待!!!
(もうタイトルに出てますけどね、その点は大目にみてください)